豊臣秀吉没後夫人の北の政所(ねね、出家して高台院、湖月尼と号す)が菩提を弔うために慶長11年(1606)開創した寺です。この山門を上がるのは急な坂道の長い階段です。この写真は上から三分の一ぐらいの場所から写しました。隣接の霊山観音には幾度も来ておりますが、
高台寺の中に入るのは今日初めてです。
豊臣家の家紋の入った灯篭があります。
方丈や書院の裏手に回ると先程見た大雲院の塔が良く見えます。この塔は祇園祭の鉾と同じ形をしています。北西の山々にもうっすら雪化粧です。
遺芳庵 この茶室は鷹峯の源光庵にもありました。(吉野太夫と灰屋紹益好み)
書院と開山堂を繋ぐ回廊の中間には観月台があります。池に映る月を見るのに格好の場所ですね…
徳川家康が当時の政治的配慮から多大な財政的援助をしたそうで寺観も壮麗ですね…
開山堂から霊屋(おたまや)まで臥龍廊が続いています。
後、度重なる火災のため、多くの堂宇を失いましたが開山堂、霊屋(おたまや)、傘亭、時雨亭、表門、観月台は現存で国の重要文化財です。